前回でチームシートのグラフが完成し、第9章「チーム成績シートを作る」が終わりました。いよいよ今回から第10章のスタートです。テーマは見た目を整えること。
ここまで作ってきたシートは、機能としてはすでに完成しています。ただ、デフォルトのままだと正直あまり見栄えがしません。試合後にチームメンバーへ共有したり、ホームページに埋め込んだりすることを考えると、「パッと見てわかる」デザインに仕上げておきたいところです。今回は、試合当日(野手)シートの書式設定を一から丁寧に進めていきます。
試合当日(野手)シートの列構成を確認する
書式を整える前に、このシートに何が入っているのかを改めて確認しておきましょう。試合当日(野手)シートは、全部で19列あります。
| 列 | 項目名 | 列 | 項目名 |
|---|---|---|---|
| A | 試合日 | L | 二塁打 |
| B | 〇試合目? | M | 三塁打 |
| C | 打順 | N | 三振 |
| D | 選手名 | O | 四死球 |
| E | 守備 | P | 犠打 |
| F | 打席 | Q | 犠飛 |
| G | 打数 | R | 敵失 |
| H | 安打 | S | 併殺打 |
| I | 本塁打 | (以上19列) | |
| J | 打点 | ||
| K | 盗塁 | ||
19列となると横幅がかなり広く、そのままでは画面からはみ出してしまいます。「見やすく整える」というのは色をつけるだけの話ではありません。列幅・固定・非表示といった設定まで含めて、初めて完成するものです。
整える作業は5つのステップ
まずは今回やることを整理しておきましょう。
| 順番 | 作業内容 | 効果 |
|---|---|---|
| ① | ヘッダー行に背景色をつける | 項目名とデータが視覚的に区別できる |
| ② | ヘッダーのフォントを太字・中央揃えにする | 項目名が見やすくなる |
| ③ | 全体に罫線を引く | 行・列の区切りがはっきりする |
| ④ | 列幅を調整する | 文字が途中で切れなくなる |
| ⑤ | ウィンドウ枠を固定する | スクロールしても選手名・試合日が常に見える |
① ヘッダー行に背景色をつける
まずは1行目(ヘッダー行)に背景色をつけましょう。色は基本的に何でも構いませんが、薄めの落ち着いた色を選ぶと、長時間見ても目が疲れにくくなります。今回は薄いグレーブルー(#CFE2F3)を使っていきます。
行番号「1」をクリックすると、1行目全体が選択されます(A1〜S1がすべて青くなった状態です)。
ツールバーの塗りつぶしアイコン(バケツのマーク)右側の▼をクリックし、「カスタム」を選んで #CFE2F3 を入力します。好みの薄い色を直接選んでも問題ありません。
ヘッダーに濃い色を使うと、上に重ねる文字を白にしないと読みづらくなってしまいます。その点、薄い色であれば黒文字のままで十分見やすく、設定もシンプルに済みます。
チームカラーが決まっているなら、その色を薄くしたイメージ(透明度を上げたような色合い)をヘッダーに使うと、チームらしさが出て一石二鳥です。
② ヘッダーのフォントを太字・中央揃えにする
ヘッダー行(1行目)を選択したまま、続けて操作していきます。
ツールバーの「B」ボタン(または Ctrl+B)をクリックします。項目名が太字になり、データ行との違いがはっきりします。
ツールバーの横揃えボタンから「中央揃え」を選びます。項目名が各列の中央に配置され、数値列の見た目ともそろいます。
③ 全体に罫線を引く
次に、データが入っている範囲全体(A1〜S列のデータがある行まで)に罫線を引きます。罫線があると行と列の区切りが一目で分かるようになり、ホームページで表示したときの読みやすさも格段に上がります。
A1セルをクリックし、Shift+Ctrl+Endキーでデータのある最終セルまで一気に選択します。データが何行あるか分からない場合は、A1〜S100のように余裕を持たせた範囲を指定しても構いません。
ツールバーの罫線アイコン(田の字のようなマーク)の▼をクリックし、「すべての罫線」を選びます。これで全セルに均一な罫線が引かれます。
1行目を選択し直し、罫線アイコンから「下罫線」を選んだあと、太さを「2px」にすると、ヘッダーとデータの境目がより際立ちます。細かい設定なので、気にならなければ飛ばしてしまって大丈夫です。
④ 列幅を調整する
19列のうち、「試合日」「選手名」のように文字数が多い列と、「本塁打」「犠打」のように数字1桁しか入らない列とでは、必要な幅がまったく違います。全列を同じ幅にそろえると、無駄に横長になって見づらくなってしまいます。
全列を選択(列Aの見出しをクリックし、Shift+列Sの見出しをクリック)した状態で、任意の列見出しの右端にマウスを合わせると、カーソルが矢印マークに変わります。そのままダブルクリックすると、すべての列幅が内容に合わせて自動で調整されます。
これだけで、ほぼ適切な幅に整います。「試合日」列が広すぎる・狭すぎるといった場合だけ、その列を個別にドラッグして微調整してください。
打席・打数・安打・本塁打…と続く数値列は、項目名が2〜3文字、数値も1桁がほとんどです。これらの列は幅を45〜55px程度まで詰めると、横スクロールなしで多くの列を一画面に収めやすくなります。逆に「試合日」(A列)と「選手名」(D列)は文字数が多いので、80〜120px程度は確保しておくと表示が崩れません。
⑤ ウィンドウ枠を固定する
19列あるシートで右にスクロールすると、「試合日」「選手名」が画面の外に消えてしまいます。そこで役立つのがウィンドウ枠の固定です。スクロールしても特定の行・列を常に表示させ続けることができます。
メニューバーの「表示」→「固定」→「1行」を選びます。1行目が固定され、下にスクロールしても項目名が常に表示されるようになります。
「表示」→「固定」→「列D まで」を選びます。右にスクロールしても試合日・試合番号・打順・選手名が常に左端に表示され、どの成績列を見ていても「誰のデータか」がひと目で分かります。
「1行の固定」と「D列までの固定」は同時に設定可能です。両方設定しておけば、縦スクロールしても項目名が、横スクロールしても選手名が、常に画面上に残り続けます。19列という横幅の広いシートでは、特に効果を発揮する設定です。
仕上げ:数値列の表示形式を整える
もうひと手間かけると、さらに見やすさが増します。数値列(F〜S列)のデータは、右揃えにするのが表の基本です。
F列の見出しをクリックし、Shift+S列の見出しをクリックすると、複数列をまとめて選択できます。
ツールバーの横揃えボタンから「右揃え」を選びます。数値列が右揃えになり、桁がそろって読みやすくなります。
以上5つの設定が終わると、試合当日(野手)シートは例えばこんなイメージに仕上がります。
| 試合日 | 〇試合目 | 打順 | 選手名 | 守備 | 打席 | 打数 | 安打 | … |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1/25 | 1 | 1 | T.MIZUKO | 中 | 3 | 3 | 2 | … |
| 1/25 | 1 | 2 | S.SADA | 投 | 2 | 1 | 0 | … |
ヘッダーには薄いブルーの背景色がつき、太字・中央揃えになっています。罫線は表全体に引かれ、数値は右揃えで桁もそろっています。
- 試合当日(野手)シートは全19列——列数が多いぶん、見た目の整理が特に重要
- ヘッダー行に背景色をつけることで、項目名とデータを視覚的に区別できる
- 太字・中央揃えにすると、ヘッダーがさらに引き立つ
- 全罫線を引くと行・列の区切りがはっきりし、ホームページ掲載時にも読みやすい
- 列幅の自動調整は全列選択→列境界をダブルクリックするだけ——文字の長さに合わせて一括で整う
- ウィンドウ枠の固定は「1行+D列まで」を同時に設定——スクロールしても項目名と選手名が常に表示される
- 数値列(F〜S列)は右揃えにすると桁がそろい、ぐっと読みやすくなる
次回予告
次回は「試合当日(投手)シートの見た目を整える」。投手シートは15列と野手シートより少ないものの、「投球回」の1.1・1.2表記をどう見せるか、完投・完封フラグ列の表現方法など、投手シートならではの整え方のポイントを解説していきます。お楽しみに。



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