第13回 設定シートを作ろう:リスト一覧の作り方

フォーム・シート作成

前回はリスト一覧シートに選手マスタ(背番号・選手名)を登録しました。今回はその同じシートに打席結果の選択肢を追加していきます。

実はこの打席結果の選択肢、この連載の核心であるCOUNTIFによる成績変換と直結する、とても重要なパーツです。ここで登録する記号は、そのままCOUNTIFの条件として使うことになります。だからこそ、最初に丁寧に整理しておきましょう。

打席結果の記号とは

この成績管理表では、スコアブックでおなじみの記号を打席結果として使います。たとえば「三塁手へのゴロでアウト」なら「三ゴ」、「センター前安打」なら「中安」というように表現します。

📝 なぜスコアブック記号を使うのか

「センター前ヒット」とフルで書くより「中安」と入力するほうが速く、スマホのフォームでも選びやすいです。さらにCOUNTIFで「安を含む」という条件を使えば安打をまとめてカウントできるため、集計の仕組みがぐっとシンプルになります。

打席結果を4つのカテゴリに分けて整理する

打席結果の記号は、次の4つのカテゴリに分けて管理します。カテゴリごとに整理しておくと、後でCOUNTIFの条件を書くときに迷わずに済みます。

① ヒット系(安打として集計する記号)

記号 意味 COUNTIFで使うキーワード
左安レフト前安打「安」を含む
中安センター前安打「安」を含む
右安ライト前安打「安」を含む
三安三塁線安打(三遊間など)「安」を含む
左2レフトへの二塁打「2」を含む
中2センターへの二塁打「2」を含む
右2ライトへの二塁打「2」を含む
左3レフトへの三塁打「3」を含む
中3センターへの三塁打「3」を含む
右3ライトへの三塁打「3」を含む
左本レフトへの本塁打「本」を含む
中本センターへの本塁打「本」を含む
右本ライトへの本塁打「本」を含む
✅ ヒット系のカウントルール
  • 単打:「安」を含む記号をCOUNTIF → 左安・中安・右安・三安がカウントされます
  • 二塁打:「2」を含む記号をCOUNTIF → 左2・中2・右2がカウントされます
  • 三塁打:「3」を含む記号をCOUNTIF → 左3・中3・右3がカウントされます
  • 本塁打:「本」を含む記号をCOUNTIF → 左本・中本・右本がカウントされます

② アウト系(打数にカウントする記号)

記号 意味
投ゴ投手ゴロ
一ゴ一塁手ゴロ
二ゴ二塁手ゴロ
三ゴ三塁手ゴロ
遊ゴ遊撃手ゴロ
左飛レフトフライ
中飛センターフライ
右飛ライトフライ
ライナー(直球でアウト)
空三振空振り三振
見三振見逃し三振
併殺ダブルプレー

③ 打数にカウントしない記号

記号 意味 打数への影響
四球ウォーク(フォアボール)打席にカウント・打数には含まない
死球デッドボール打席にカウント・打数には含まない
犠打バント打席にカウント・打数には含まない
犠飛タッチアップ成功のフライ打席にカウント・打数には含まない
敵失相手のエラーで出塁打席・打数にカウント・安打には含まない
野選野手選択(フィルダースチョイス)打席・打数にカウント・安打には含まない

④ その他

記号 意味
打なしその打席が存在しない(第3打席以降が空欄の場合)
⚠️ 「打なし」を必ず用意しておく理由

選手によって打席数は違います。3打席で試合を終えた選手の第4・第5打席は「打なし」を選んでもらうことで、単なる空欄と区別できます。空欄のまま放置すると、COUNTIFが誤ってカウントしてしまうことがあるので注意しましょう。

リスト一覧シートの完成イメージ

ここまでの内容をもとに、たとえばこんなリスト一覧シートができあがったとします。

A列:背番号 B列:選手名 C列:(空白) D列:守備位置 E列:(空白) F列:打席結果
1田中投手左安
2鈴木捕手中安
3山田一塁手右安
遊ゴ
✅ この記事のまとめ
  • 打席結果はヒット系・アウト系・打数カウントなし・その他の4カテゴリに分けます
  • ヒット系は「安」「2」「3」「本」を含む記号でCOUNTIFが使えます
  • 四球・死球・犠打・犠飛は打数に含まないことを覚えておきましょう
  • 「打なし」を用意して空欄と区別します
  • すべてリスト一覧シートのF列に登録して一元管理します

次回予告

リスト一覧シートが完成すれば、記号まわりの準備はひと段落です。次はいよいよGoogleフォームの作成に取りかかりましょう。次回は「野手フォームを作ろう:基本項目の設定」。試合日・選手名・守備位置など、フォームに必要な基本項目を設定する手順をひとつずつ解説していきます。

▶︎ 次回:【第14回】データの流れをイメージしよう

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