第81回 試合当日(野手)シートの見た目を整える

関数・自動化

前回でチームシートのグラフが完成し、第9章「チーム成績シートを作る」が終わりました。いよいよ今回から第10章のスタートです。テーマは見た目を整えること

ここまで作ってきたシートは、機能としてはすでに完成しています。ただ、デフォルトのままだと正直あまり見栄えがしません。試合後にチームメンバーへ共有したり、ホームページに埋め込んだりすることを考えると、「パッと見てわかる」デザインに仕上げておきたいところです。今回は、試合当日(野手)シートの書式設定を一から丁寧に進めていきます。

試合当日(野手)シートの列構成を確認する

書式を整える前に、このシートに何が入っているのかを改めて確認しておきましょう。試合当日(野手)シートは、全部で19列あります。

項目名 項目名
A 試合日 L 二塁打
B 〇試合目? M 三塁打
C 打順 N 三振
D 選手名 O 四死球
E 守備 P 犠打
F 打席 Q 犠飛
G 打数 R 敵失
H 安打 S 併殺打
I 本塁打 (以上19列)
J 打点
K 盗塁

19列となると横幅がかなり広く、そのままでは画面からはみ出してしまいます。「見やすく整える」というのは色をつけるだけの話ではありません。列幅・固定・非表示といった設定まで含めて、初めて完成するものです。

整える作業は5つのステップ

まずは今回やることを整理しておきましょう。

✅ 今回の作業一覧
順番 作業内容 効果
ヘッダー行に背景色をつける 項目名とデータが視覚的に区別できる
ヘッダーのフォントを太字・中央揃えにする 項目名が見やすくなる
全体に罫線を引く 行・列の区切りがはっきりする
列幅を調整する 文字が途中で切れなくなる
ウィンドウ枠を固定する スクロールしても選手名・試合日が常に見える

① ヘッダー行に背景色をつける

まずは1行目(ヘッダー行)に背景色をつけましょう。色は基本的に何でも構いませんが、薄めの落ち着いた色を選ぶと、長時間見ても目が疲れにくくなります。今回は薄いグレーブルー(#CFE2F3)を使っていきます。

STEP 1
1行目全体を選択する

行番号「1」をクリックすると、1行目全体が選択されます(A1〜S1がすべて青くなった状態です)。

STEP 2
塗りつぶしアイコンから色を選ぶ

ツールバーの塗りつぶしアイコン(バケツのマーク)右側の▼をクリックし、「カスタム」を選んで #CFE2F3 を入力します。好みの薄い色を直接選んでも問題ありません。

📝 色選びの基準:薄い色を使う理由

ヘッダーに濃い色を使うと、上に重ねる文字を白にしないと読みづらくなってしまいます。その点、薄い色であれば黒文字のままで十分見やすく、設定もシンプルに済みます。

チームカラーが決まっているなら、その色を薄くしたイメージ(透明度を上げたような色合い)をヘッダーに使うと、チームらしさが出て一石二鳥です。

② ヘッダーのフォントを太字・中央揃えにする

ヘッダー行(1行目)を選択したまま、続けて操作していきます。

STEP 1
太字にする

ツールバーの「B」ボタン(または Ctrl+B)をクリックします。項目名が太字になり、データ行との違いがはっきりします。

STEP 2
中央揃えにする

ツールバーの横揃えボタンから「中央揃え」を選びます。項目名が各列の中央に配置され、数値列の見た目ともそろいます。

③ 全体に罫線を引く

次に、データが入っている範囲全体(A1〜S列のデータがある行まで)に罫線を引きます。罫線があると行と列の区切りが一目で分かるようになり、ホームページで表示したときの読みやすさも格段に上がります。

STEP 1
書式を設定したい範囲を選択する

A1セルをクリックし、Shift+Ctrl+Endキーでデータのある最終セルまで一気に選択します。データが何行あるか分からない場合は、A1〜S100のように余裕を持たせた範囲を指定しても構いません。

STEP 2
罫線アイコンから「全罫線」を選ぶ

ツールバーの罫線アイコン(田の字のようなマーク)の▼をクリックし、「すべての罫線」を選びます。これで全セルに均一な罫線が引かれます。

STEP 3
ヘッダー行の下罫線だけ太くする(任意)

1行目を選択し直し、罫線アイコンから「下罫線」を選んだあと、太さを「2px」にすると、ヘッダーとデータの境目がより際立ちます。細かい設定なので、気にならなければ飛ばしてしまって大丈夫です。

④ 列幅を調整する

19列のうち、「試合日」「選手名」のように文字数が多い列と、「本塁打」「犠打」のように数字1桁しか入らない列とでは、必要な幅がまったく違います。全列を同じ幅にそろえると、無駄に横長になって見づらくなってしまいます。

📝 列幅を一括で自動調整する方法

全列を選択(列Aの見出しをクリックし、Shift+列Sの見出しをクリック)した状態で、任意の列見出しの右端にマウスを合わせると、カーソルが矢印マークに変わります。そのままダブルクリックすると、すべての列幅が内容に合わせて自動で調整されます。

これだけで、ほぼ適切な幅に整います。「試合日」列が広すぎる・狭すぎるといった場合だけ、その列を個別にドラッグして微調整してください。

⚠️ 数値列(F〜S列)は幅を小さくしてOK

打席・打数・安打・本塁打…と続く数値列は、項目名が2〜3文字、数値も1桁がほとんどです。これらの列は幅を45〜55px程度まで詰めると、横スクロールなしで多くの列を一画面に収めやすくなります。逆に「試合日」(A列)と「選手名」(D列)は文字数が多いので、80〜120px程度は確保しておくと表示が崩れません。

⑤ ウィンドウ枠を固定する

19列あるシートで右にスクロールすると、「試合日」「選手名」が画面の外に消えてしまいます。そこで役立つのがウィンドウ枠の固定です。スクロールしても特定の行・列を常に表示させ続けることができます。

STEP 1
ヘッダー行(1行目)を固定する

メニューバーの「表示」→「固定」→「1行」を選びます。1行目が固定され、下にスクロールしても項目名が常に表示されるようになります。

STEP 2
選手名まで(D列まで)を固定する

「表示」→「固定」→「列D まで」を選びます。右にスクロールしても試合日・試合番号・打順・選手名が常に左端に表示され、どの成績列を見ていても「誰のデータか」がひと目で分かります。

📝 行と列、両方を固定できる

「1行の固定」と「D列までの固定」は同時に設定可能です。両方設定しておけば、縦スクロールしても項目名が、横スクロールしても選手名が、常に画面上に残り続けます。19列という横幅の広いシートでは、特に効果を発揮する設定です。

仕上げ:数値列の表示形式を整える

もうひと手間かけると、さらに見やすさが増します。数値列(F〜S列)のデータは、右揃えにするのが表の基本です。

STEP 1
F列〜S列を選択する

F列の見出しをクリックし、Shift+S列の見出しをクリックすると、複数列をまとめて選択できます。

STEP 2
右揃えに設定する

ツールバーの横揃えボタンから「右揃え」を選びます。数値列が右揃えになり、桁がそろって読みやすくなります。

以上5つの設定が終わると、試合当日(野手)シートは例えばこんなイメージに仕上がります。

✅ 書式設定が完了した状態のイメージ
試合日 〇試合目 打順 選手名 守備 打席 打数 安打
1/25 1 1 T.MIZUKO 3 3 2
1/25 1 2 S.SADA 2 1 0

ヘッダーには薄いブルーの背景色がつき、太字・中央揃えになっています。罫線は表全体に引かれ、数値は右揃えで桁もそろっています。

✅ この記事のまとめ
  • 試合当日(野手)シートは全19列——列数が多いぶん、見た目の整理が特に重要
  • ヘッダー行に背景色をつけることで、項目名とデータを視覚的に区別できる
  • 太字・中央揃えにすると、ヘッダーがさらに引き立つ
  • 全罫線を引くと行・列の区切りがはっきりし、ホームページ掲載時にも読みやすい
  • 列幅の自動調整は全列選択→列境界をダブルクリックするだけ——文字の長さに合わせて一括で整う
  • ウィンドウ枠の固定は「1行+D列まで」を同時に設定——スクロールしても項目名と選手名が常に表示される
  • 数値列(F〜S列)は右揃えにすると桁がそろい、ぐっと読みやすくなる

次回予告

次回は「試合当日(投手)シートの見た目を整える」。投手シートは15列と野手シートより少ないものの、「投球回」の1.1・1.2表記をどう見せるか、完投・完封フラグ列の表現方法など、投手シートならではの整え方のポイントを解説していきます。お楽しみに。

▶︎ 次回:【第82回】試合当日(投手)シートの見た目を整える

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