第22回 打点・盗塁の入力欄を追加する

フォーム・シート作成

前回で打席結果(第一〜第十打席)のプルダウンが完成しました。今回はいよいよ打点と盗塁の入力欄をフォームに追加していきましょう。

実は、打点と盗塁は打席結果の記号だけでは表現できない情報です。ここでは数値であらためて入力してもらう必要があり、その具体的な設定方法を解説します。

なぜ打点と盗塁は別で入力するのか

たとえば「三安(センター前安打)」という打席結果だけを見ても、その打席で打点が何点入ったかまではわかりません。走者がいれば打点が生まれますし、走者がいなければ0点です。つまり同じ「三安」でも、状況次第で打点は変わってしまうのです。

📝 打席結果と打点・盗塁は独立した情報
  • 打点:その試合で自分の打撃によって生還した走者の数(0点以上)
  • 盗塁:その試合で成功した盗塁の数(0回以上)

どちらも打席結果の記号からは算出できません。そのため別の入力欄を用意して、「この試合で合計何点・何回」という形で数値を入力してもらいます。

打点の入力欄を追加する手順

STEP 1 第十打席の下に新しい質問を追加する

右側のツールバーにある「+」ボタンをクリックして、新しい質問を追加しましょう。

STEP 2 タイトルを「打点」にして形式を「記述式」にする

質問タイトルに「打点」と入力し、形式は「記述式(短文回答)」に設定します。

STEP 3 入力制限を「数値のみ」に設定する

質問右下の「︙(縦三点リーダー)」から「回答の検証」を選びます。「数値」を選択し、「次の値以上」→「0」と設定してください。これで0以上の整数しか入力できなくなり、誤入力を防げます。

STEP 4 必須をONにして説明文を追加する

「必須」をONにしましょう。あわせて説明文に「打点がない場合は0を入力してください」と書き添えておくと、入力ミスをぐっと減らせます。

⚠️ 必ず「0」を入力してもらう運用にする

打点がなかった場合でも、空欄のままにせず「0」を入力してもらいましょう。空欄を残すと、SUMIFで集計する際に正しく数えられないことがあります。この点は説明文にはっきり明記しておくのがポイントです。

盗塁の入力欄を追加する手順

盗塁も、打点とまったく同じ手順で設定できます。

操作 打点の質問をコピー → タイトルを「盗塁」に変更 → 説明文を「盗塁がない場合は0を入力してください」に変更

入力制限や必須設定はコピー元からそのまま引き継がれるので、変更は不要です。タイトルと説明文だけ書き換えれば完成です。

盗塁死(盗塁失敗)は記録するか

盗塁死(盗塁を試みてアウトになること)を記録するかどうかは、チームの方針次第です。

記録項目 必要性 この連載での扱い
盗塁(成功)ランキング表示のために必要✅ 記録する
盗塁死(失敗)盗塁成功率の計算に必要任意(省略可)
📝 盗塁死も記録したい場合

盗塁死も記録したい場合は、「盗塁死」という質問を追加して同じ手順で数値入力欄を設定しましょう。そうすれば、盗塁成功率=盗塁÷(盗塁+盗塁死)という計算もできるようになります。

野手フォームの最終的な質問構成

これで必要な質問がすべて揃いました。野手フォームの完成形は、次のようになります。

番号 質問タイトル 形式 必須
1試合日日付
2〇試合目プルダウン
3打順プルダウン
4選手名プルダウン
5守備位置プルダウン
6第一打席プルダウン
7〜15第二打席〜第十打席プルダウン任意
16打点記述式(数値)
17盗塁記述式(数値)
✅ この記事のまとめ
  • 打点・盗塁は打席結果の記号からは読み取れないため別の入力欄で数値入力する
  • 形式は「記述式」、入力制限で0以上の数値のみに制限する
  • 打点・盗塁がない場合は必ず「0」を入力してもらう運用にする
  • 打点の質問をコピーしてタイトルを変えるだけで、盗塁欄も簡単に作れる
  • これで野手フォームの質問は全17項目、ついに完成です

次回予告

これで野手フォームが完成しました!次回は「投手フォームを作ろう:野手と何が違うか」と題して、投球回・失点・自責点といった投手ならではの項目をどう設計するか、野手フォームとの違いとあわせて解説していきます。

▶︎ 次回:【第23回】投手フォームを作ろう:野手と何が違うか

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