前回は打席結果の選択肢全体の設計方針と登録手順を解説しました。今回はヒット系の記号に絞って、より詳しく解説します。
ヒット系の記号設計はCOUNTIFによる成績集計の根幹です。「なぜこの記号にするのか」を理解しておくと、後から自分でカスタマイズするときに迷わなくなります。
ヒット系記号の設計思想
この成績管理表では、ヒット系の記号に以下のキーワードを含めることでCOUNTIFによる一括集計を可能にしています。
| 安打の種類 | 含めるキーワード | COUNTIFの条件 |
|---|---|---|
| 単打(一塁打) | 安 | *安* |
| 二塁打 | 2 | *2* |
| 三塁打 | 3 | *3* |
| 本塁打 | 本 | *本* |
年間シートでの安打数は「安を含む+2を含む+3を含む+本を含む」の合計でカウントします。つまりすべてのヒット系記号にこれらのキーワードが含まれていることが必須条件です。
単打系の記号一覧
単打は「どこへの安打か」を方向で区別します。すべて「安」を含む記号にします。
| 記号 | 意味 | 使用頻度 |
|---|---|---|
| 左安 | レフト前安打・レフト線安打 | 高 |
| 中安 | センター前安打 | 高 |
| 右安 | ライト前安打・ライト線安打 | 高 |
| 三安 | 三塁線安打・三遊間安打 | 中 |
| 一安 | 一二塁間安打 | 中 |
「三安(三塁線安打)」と「三ゴ(三塁手ゴロ)」は先頭の文字が同じ「三」です。入力者が混同しないよう、フォームの説明文に「三安=ヒット、三ゴ=アウト」と注記しておくと親切です。
二塁打系の記号一覧
二塁打は「どこへの二塁打か」を方向で区別します。すべて「2」を含む記号にします。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| 左2 | レフトへの二塁打 |
| 中2 | センターへの二塁打 |
| 右2 | ライトへの二塁打 |
COUNTIFで「2を含む」という条件を使うと、同じシートに「2試合目」というデータがあった場合に誤カウントする可能性があります。打席結果とその他のデータは必ず別の列・別のシートに分けて管理することで、この問題を防げます。設計上この問題は発生しませんが、知識として覚えておきましょう。
三塁打系の記号一覧
三塁打は出現頻度が低めですが、記録しておくことで塁打数の計算が正確になります。すべて「3」を含む記号にします。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| 左3 | レフトへの三塁打 |
| 中3 | センターへの三塁打 |
| 右3 | ライトへの三塁打 |
本塁打系の記号一覧
本塁打はチームのモチベーションを上げる大事な記録です。すべて「本」を含む記号にします。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| 左本 | レフトへの本塁打 |
| 中本 | センターへの本塁打 |
| 右本 | ライトへの本塁打 |
ヒット系記号の全体まとめ
| 安打の種類 | 記号一覧 | 塁打数への換算 |
|---|---|---|
| 単打 | 左安・中安・右安・三安・一安 | ×1 |
| 二塁打 | 左2・中2・右2 | ×2 |
| 三塁打 | 左3・中3・右3 | ×3 |
| 本塁打 | 左本・中本・右本 | ×4 |
- 単打系は「安」を含む記号(左安・中安・右安・三安・一安)
- 二塁打系は「2」を含む記号(左2・中2・右2)
- 三塁打系は「3」を含む記号(左3・中3・右3)
- 本塁打系は「本」を含む記号(左本・中本・右本)
- 安打の総数は4種類の合計でカウントする
- 塁打数は単打×1・二塁打×2・三塁打×3・本塁打×4で計算する
次回予告
次回は「打席結果の選択肢:アウト系の記号まとめ」。ゴロ・フライ・三振など、アウト系の記号がCOUNTIFでどう扱われるかを解説します。アウト系は打数にカウントされる点がポイントです。


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